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09月03日-04号

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  1. 湖南市議会 2021-09-03
    09月03日-04号


    取得元: 湖南市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-04
    令和 3年  9月 定例会         令和3年9月湖南市議会定例会会議録                    令和3年9月3日(金曜日)開議1.議事日程  第1.会議録署名議員の指名  第2.一般質問  第3.議案第47号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について(質疑)  第4.議案第48号 湖南市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第5.議案第49号 湖南市リサイクル施設条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第6.議案第50号 湖南市みらい公園湖南条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第7.議案第51号 湖南市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第8.議案第52号 湖南市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  第9.議案第53号 令和3年度湖南市一般会計補正予算(第5号)(質疑)  第10.議案第54号 令和3年度湖南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)(質疑)  第11.議案第55号 令和3年度湖南市国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)(質疑)  第12.議案第56号 令和3年度湖南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)(質疑)  第13.議案第57号 令和3年度湖南市介護保険特別会計補正予算(第1号)(質疑)  第14.議案第58号 令和3年度湖南市下水道事業会計補正予算(第1号)(質疑)  第15.議案第59号 工事に関する協定の締結について(質疑)  第16.議案第60号 令和2年度湖南市一般会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  第17.議案第61号 令和2年度湖南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  第18.議案第62号 令和2年度湖南市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  第19.議案第63号 令和2年度湖南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  第20.議案第64号 令和2年度湖南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  第21.議案第65号 令和2年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計決算の認定について(質疑)  第22.議案第66号 令和2年度湖南市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について(質疑)  第23.議案第67号 令和2年度湖南市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について(質疑)  第24.議案第68号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて(質疑等)  第25.議案第69号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて(質疑等)  第26.議案第70号 市道路線の認定について(質疑)  第27.意見書第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書(質疑等)1.会議に付した事件  日程第1.会議録署名議員の指名  日程第2.一般質問  日程第3.議案第47号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について(質疑)  日程第4.議案第48号 湖南市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第5.議案第49号 湖南市リサイクル施設条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第6.議案第50号 湖南市みらい公園湖南条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第7.議案第51号 湖南市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第8.議案第52号 湖南市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について(質疑)  日程第9.議案第53号 令和3年度湖南市一般会計補正予算(第5号)(質疑)  日程第10.議案第54号 令和3年度湖南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)(質疑)  日程第11.議案第55号 令和3年度湖南市国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)(質疑)  日程第12.議案第56号 令和3年度湖南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)(質疑)  日程第13.議案第57号 令和3年度湖南市介護保険特別会計補正予算(第1号)(質疑)  日程第14.議案第58号 令和3年度湖南市下水道事業会計補正予算(第1号)(質疑)  日程第15.議案第59号 工事に関する協定の締結について(質疑)  日程第16.議案第60号 令和2年度湖南市一般会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  日程第17.議案第61号 令和2年度湖南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  日程第18.議案第62号 令和2年度湖南市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  日程第19.議案第63号 令和2年度湖南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  日程第20.議案第64号 令和2年度湖南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について(質疑)  日程第21.議案第65号 令和2年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計決算の認定について(質疑)  日程第22.議案第66号 令和2年度湖南市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について(質疑)  日程第23.議案第67号 令和2年度湖南市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について(質疑)  日程第24.議案第68号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて(質疑等)  日程第25.議案第69号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて(質疑等)  日程第26.議案第70号 市道路線の認定について(質疑)  日程第27.意見書第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書(質疑等)1.会議に出席した議員(18名)   1番  中土翔太君     2番  大島正秀君   3番  細川ゆかり君    4番  桑原田美知子君   5番  藤川みゆき君    6番  上野顕介君   7番  立入善治君     8番  松井圭子君   9番  奥村幹郎君     10番  堀田繁樹君   11番  松原栄樹君     12番  赤祖父裕美君   13番  森  淳君     14番  小林義典君   15番  菅沼利紀君     16番  加藤貞一郎君   17番  望月 卓君     18番  植中 都君1.会議に欠席した議員     なし1.会議に出席した説明員     市長         生田邦夫君     教育長        松浦加代子君  委任説明員     総合政策部長     山元幸彦君     総合政策部次長    森村政生君     総務部長       井上俊也君     総務部次長      西田章彦君     市民生活局長     植西正彦君     健康福祉部長     蒲谷律子君     健康福祉部理事    服部昌美君     健康福祉部次長    今井 操君     子ども家庭局長    中村聡子君     都市建設部長     西村 正君     都市建設部理事    奥村 裕君     都市建設部次長    竹内範行君     環境経済部長     加藤良次君     環境経済部次長    東峰一馬君     上下水道事業所副所長 加藤善彦君     会計管理者      岸村 守君     教育部長       西岡嘉幸君     教育部次長      加藤明美君1.議場に出席した事務局職員     局長         岡田正彦君     議事課長       山岡展也君     主事         岩廣ひかる君 △議長挨拶 ○議長(植中都君)  皆様、おはようございます。 心配なことに、若い世代の新型コロナ感染症がますます増えております。市内の保育施設でも休園が相次ぎまして、影響が懸念されます。感染防止の難しい保育現場でありますが、これ以上拡大しないような対策の強化に努めていただきたいと願います。 本日は昨日に引き続き2人の議員の一般質問と議案、意見書等の審議がございます。よろしくお願いします。 △開会 午前9時31分 ○議長(植中都君)  ただいまの出席議員は18人です。定足数に達しておりますので、これから本日の会議を開きます。 なお、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、議場内ではマスクの着用とします。 本日の議事日程をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 △日程第1.会議録署名議員の指名 ○議長(植中都君)  日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、4番、桑原田美知子議員および5番、藤川みゆき議員を指名します。 ここで、昨日の9番、奥村幹郎議員一般質問に対する答弁におきまして、市長から取消しの申出がありましたので、これを許します。 市長。 ◎市長(生田邦夫君)  おはようございます。昨日、9番の奥村議員の一般質問に対する答弁で、国道や生活道路の説明をするところで、男道、女道、男性道路、女性道路と表現して説明をいたしましたが、適切でない表現でありましたので、その分を取消しさせていただきます。申し訳ございませんでした。 △日程第2.一般質問 ○議長(植中都君)  日程第2.一般質問を行います。 17番、望月 卓議員の一般質問では、資料配付の申出があり、会議規則第157条に基づき、これを許可しました。 昨日に引き続き、通告書の順番に発言を許します。 17番、望月 卓議員。 ◆17番(望月卓君)  皆さん、おはようございます。議長の許可を頂きましたので、9月定例会一般質問、2点の課題につきまして、一括での質問を行います。 昨日は滋賀県でも100人以上のクラスターが発生しております。今日は声だけでもコロナに負けないように頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まずもって、本年7月、8月の国内各地における気候変動が一段と活発となって激しさを増し、さらに頻繁に発生した豪雨によって、各地で甚大な被害をもたらしました。ここに、犠牲となられました多くの方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災地の一日も早い復興を願うところでもあります。 去る8月11日頃から8月18日にかけて、東日本から西日本、九州にかけて線状降水帯が発生し、広範囲に及んで、各地で大雨が降り続きました。所によっては3日間の雨量が例年の8月の総雨量を大きく上回る地区があり、土石流、土砂崩れが発生し、甚大な被害発生の報道がありました。 特に熱海の土石流は、そのスピードと規模の大きさに多くの皆さんが驚き、「ここに長年住んでいるけど、想像もしていない出来事」とか、線状降水帯が発生した場所からは「40年来住んでいるが、一気にここまで水量の多さ、水流の速さは経験したことがない」等々の談話とともに、かつてない自然界の恐怖を報道から感じたところであります。 幸いにも、湖南市におきましては道路の冠水、小規模な土手の土砂崩れ等がありましたが、大きな被害には至りませんでした。当日ご尽力いただきました関係各位の皆様に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。 13日16時現在、湖南市全域に大雨警報が発表されたことを受け、湖南市は全域に避難指示警戒レベル4)を発令し、避難者の受入れを決定し、8か所の地区連絡所を開設いたしました。この時点での小・中学校指定避難所の開設は、予定はしていませんでした。今回は避難所の開設までに至りませんでしたが、開設予定の各避難所の収容上限想定避難者数、また災害時、刻々と変化する避難者を受入れ可能な数等の各避難所でのデータの共有について伺います。 2番目に、熱海で土石流の発生によって尊い命が奪われ、家屋、道路等、甚大な損害が発生しました。湖南市では、過去、産廃等申請量を大きく上回り投棄されたことがあります。投棄についての現状を伺います。一般廃棄物産業廃棄物、建築の盛土、または建築の残土について。 3番目、不法投棄について。家棟川土手にある不法投棄監視区域の看板、資料をご覧ください。この看板には「不法投棄は懲役5年以下、1,000万円以下の罰則」とあり、「見受けられたら通報ください。湖南市・甲賀警察署」とあります。文面からは、この看板に関する事項については市と甲賀警察署が執り行うと受け取れます。そこで、現状の市の関わり、監査、除去や指導について伺います。 2番目、ウツクシマツ育成について伺います。今日まで、7番議員からも多岐にわたる質問があり、一昨日もウツクシマツ保護育成について質問がありました。私も自生地周辺整備ウツクシマツの保護育成の取組について等々、伺ってまいりました。 昨年10月以降、数々の取組をしていただくことによって、単独での管理窓口、ウツクシマツ再生室設置や、ウツクシマツ自生地周辺の行き届いた下草管理、基礎的データ収集遺伝子調査の委託、自生地内のモニタリング調査の実施等があります。また、復活へ30本の移植等によって、現在はウツクシマツ自生地ににぎわいを感じ得ることができるようになりました。 移植したウツクシマツにとっては、この夏の例年以上の降雨が恵みの長雨になりました。多くの市民の皆様がウツクシマツの成長、育成を大変うれしく、楽しみに感じていることと思うところであります。 さらには、今年度設立予定の(仮称)平松のウツクシマツ自生地保全活用協議会が育成推進の母体となって、ウツクシマツの成長、育成や取り巻く周辺整備のさらなる確立を願うところでもあります。 天然記念物指定、ちょうど100年となる本年、設立を予定しております(仮称)平松のウツクシマツ自生地保全活用協議会について、その概要について、また、自生地保全活用の将来図について伺います。 ○議長(植中都君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 よろしくお願いいたします。今日、朝からみんなにおわびしましたので、緊張しておりまして、すみません。 安心・安全なまちづくりについてというのと、ウツクシマツ育成についてのご質問を頂きました。まずは担当部から答えてもらいまして、その後、話をお聞きして、自分がお答えできるところについてお答えさせていただきます。 担当、よろしくお願いいたします。 ○議長(植中都君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  それでは、私のほうから、大きな項目1番目の1の(1)と(2)についてお答えをさせていただきます。 まず、(1)各避難所の収容上限想定避難者数についてお答えをいたします。 本市におきましては、災害等発生時、まずは危険から逃れる行動を取っていただき、避難される際の身の安全を確保できる場所として、指定緊急避難地域の防災拠点となり、被災者の当面の生活空間として活用する施設として、指定避難所の開設を想定しております。 各避難所の収容上限につきましては、市の防災マップ避難所一覧に施設ごとの収容人数を掲載させていただいておりまして、指定避難所につきましては全部で52か所を指定しております。収容人数は全体で1万5,131人としております。 想定避難者数につきましては、災害の種類や規模によって想定することが困難ではありますが、今回の大雨による避難指示の発令におきまして、市内の土砂災害警戒区域の対象世帯の数値を基に避難者数を想定して算出するなど、検討してまいりたいと考えております。 本市といたしましては、指定避難所だけでなく、避難される市民の皆様が危険な場所から逃れる、避難の際の安心して身の安全を確保できる場所として、安全な親戚や友人、知人宅、ホテル等宿泊できる場所への避難につきましても、継続して働きかけてまいりたいと考えております。 続きまして、2番目の、災害時刻々と変化する避難者受入れ可能数の各避難所の共有についてお答えをいたします。 災害発生のおそれがある場合につきましては、必要により災害警戒本部を設置し、災害発生を予測したタイムラインを作成して、それを基に刻一刻と変化する状況に対応することを基本としており、避難所の開設についても検討しております。 災害発生時は災害対策本部を設置し、災害の種類、規模、発生場所、被害状況等を基に、人命救助を主体に対応するとともに、避難地域避難者数を予測し、必要な避難所を開設することとなります。 1か所の避難所に避難者が集中するなどの情報も関連部署が共有し、各避難所における状況を的確に把握し、災害の状況にも合わせまして、市民の皆様を安全に避難誘導できるよう努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  環境経済部長、答弁。 ◎環境経済部長(加藤良次君)  私のほうからは、大きな1点目、安心・安全なまちづくりについてのうち、2番および3番についてお答えいたします。 2番の湖南市における投棄の現状について、まず①の一般廃棄物につきましては、一般廃棄物のうち可燃ごみにつきましては甲賀広域行政組合衛生センターで焼却を行っており、燃えないごみおよび粗大ごみ、資源ごみにつきましては、湖南市リサイクルプラザで処理を行っております。 リサイクルプラザで分別した後の不燃残渣は、大阪湾広域臨海環境整備センター通称大阪湾フェニックスで埋立て処分を行っております。 次に、②の産業廃棄物につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、廃棄物処理法により、第11条で「事業者は、その産業廃棄物を自ら処理しなければならない」とし、処分をする場合は、同12条に、産業廃棄物処理基準に基づき、都道府県知事にその旨を届け出なければならないとしております。その指導等については滋賀県が行っているところでございますが、湖南市内においては、産業廃棄物最終処分場についてはございません。 ③の建築、建造盛土および残土につきましては、滋賀県建設副産物処理基準に基づき、建設工事発注者および施工者が適正に実施することとされておりますが、湖南市内において、残土の最終処分場はございません。 しかしながら、先日の熱海市の土石流発生の事例もあることから、違法な投棄がないよう、滋賀県や甲賀警察署と連携して監視パトロールを行い、違反者には指導等を行っているところでございます。 次に、3番目の不法投棄監視区域の看板に関して、市の関わり等についてですが、不法投棄は法律で厳しく禁止されていることを啓発するため、市が作成しております。 この看板は、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の第25条で定められた罰則を明記しており、不法投棄の多い場所や、地域の皆様の要望に応じて設置しております。先ほど述べたとおり、滋賀県や甲賀警察署と連携して監視パトロールを行っております。今後も引き続き、地域の要望に応じて、看板の設置による啓発や監視パトロールを行ってまいります。 続きまして、大きな2点目、ウツクシマツ育成についてお答えいたします。 1番目の、今年度設立予定の(仮称)平松のウツクシマツ自生地保全活用協議会についての(1)概要についてでございますが、今年度創設予定の協議会は、ウツクシマツ自生地の適正な保全と活用の推進のため、地元区や国、県などの関係機関から委員を選出していただき設置するもので、この協議会で出された意見に基づき、保全活用の事業を実施していくこととしております。当面は自生地の保全を中心とした事業に軸足を置いて展開する予定としております。地元関係団体、森林、樹木関係の専門機関の方々を中心としたメンバーを考えております。 なお、その後は自生地を活用する観点から、観光関係の関係機関、団体も委員に参画していただき、周辺整備や活用について議論を深めていきたいと考えております。 また、協議会の設立時期につきましては、この秋の設立に向け、鋭意準備を進めているところでございます。 続きまして、(2)自生地保全活用の将来図についてですが、ウツクシマツ自生地は大正10年(1921年)3月に天然記念物に指定されて以来、本年3月でちょうど100年が経過いたしました。今年は、これまで守り続けてきた市民の誇れる天然記念物を、さらに今後100年守り続けるための新たなスタートの節目の年にあたります。そのため、文化庁へ申請中の、平松のウツクシマツ自生地保全活用計画の計画期間である当面の10年間を、計画に基づき、地域の方々や関係機関との協働の下、徹底した保全、整備、活用を行い、10年後には現在の危機的状況を脱し、天然更新できる環境にまで回復させ、100年後まで守り続けることのできるウツクシマツ自生地を再生してまいりたいと考えております。 また、ウツクシマツ自生地を守り続けるには、地元や市民をはじめ、愛好者、専門家、関係機関など、多くの関わりを持っていただける協働者をつくることが重要と考えております。そのきっかけとなる取組として、昨年度には、地元三雲小学校の児童に自生地内の落ち葉掃きを体験していただきました。こうした経験は、将来を担う地域の子どもたちへ、全国に誇るべき天然記念物の存在を知ってもらい、守っていくことの大切さを体感していただける機会になりました。 今後は、市内全域の小・中学校での取組に広げ、より多くの児童生徒に郷土の誇りへの愛護心の芽生えを図ってまいりたいと考えております。 あわせて、多くの市民や来訪者、愛好者に関わりを持ってもらえるよう、様々な活動への参画を呼びかけ、協働で守り育てる機運を構築し、地域固有の天然記念物ウツクシマツ自生地へ愛着が少しでも醸成されるよう、積極的に推進してまいりたいと考えております。 また、広く市外、県外からウツクシマツ自生地を訪れていただき、心が安らぐ場所、満足できる場所、また行きたいと思える場所になるよう、自生地および周辺の整備についても検討を進めてまいりたいと考えております。 なお、さきに述べましたウツクシマツ自生地天然記念物指定100周年と、新たな100年へ向けたスタートの年を記念しまして、ネクストステージに向けた記念事業の企画を考えており、こうした取組にも市内外への発信の機会として考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  17番、望月 卓議員。 ◆17番(望月卓君)  しっかりとした答弁を頂きました。非常に心なごんでくる答弁でよいなと思いました。 そこで、再質問といたしまして、安心・安全のほうなんですが、現在、残土等の湖南市への投入については県の許可である、県としっかり協議して、連携を取ってやっていくということも申されていました。 今現在、県の許認可を得て、これらのものが湖南市に投入されている現実はないと言いましたけれども、実際パトロールして、その辺のところはいかがですか。 ○議長(植中都君)  環境経済部長、答弁。
    環境経済部長(加藤良次君)  再質問にお答えいたします。 先ほど答弁いたしましたとおり、一般廃棄物の焼却、不燃残渣については市外処分となっておりますし、産業廃棄物については、現在稼働している埋立て最終処分場は市内にはございません。また、建設残土等の処分場も市内にはございません。そして、パトロールをしているところでございますが、そちらのほうも今、見当たるところはございません。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  17番、望月 卓議員。 ◆17番(望月卓君)  安心しました。今後、湖南市内における建築、開発等の過程で発生する建築の土の処分や盛土等に関しまして、湖南市で条例等を設ける考えはありませんか。 ○議長(植中都君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 市内における建築、開発などの過程で発生する土砂の処分につきましては、開発事業者において適正に処分することとなっております。 また、都市計画法の開発行為に関する盛土は、開発行為に関する技術基準で、安定勾配など詳細に定められております。 なお、都市計画法の開発行為に該当しない土砂の盛土につきましては他法令で取り締まることとなりますが、その中でも取り締まることのできない事案につきましては、今後どのような手法で安心・安全なまちづくりの担保が得られるかについて、調査研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  17番、望月 卓議員。 ◆17番(望月卓君)  ここでまた資料をご覧いただきたいんですが、本年8月15日付の新聞報道によりますと、大津市で14日に発生した土砂崩れは無許可での盛土の崩落によるもので、大津市は17年度に盛土の一部を撤去するなどの指導を行ったが、崩落を予想できなかったとあり、14年3月に条例を改正し、その会社を14年5月に条例違反で滋賀県警に告発しています。 この点で、大津市ではこの条例を定めている。また、今回は用意できなかったんですが、熱海の土石流のときにも、熱海市は条例があって、実際最大20万円の罰金で、非常に軽いものであったという報道もありました。これについて、もう一度お尋ねいたします。 ○議長(植中都君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 議員ご指摘の大津市の事例等につきましては、今後どのような手法で、また安心・安全なまちづくりの担保を得られるかについて、調査研究してまいりたいと考えております。 当然、先ほどもちょっと再質でお答えさせていただきましたけれども、これは一連のものだと考えておりますので、その辺を含めて対応させていただきたいと思っております。 ○議長(植中都君)  17番、望月 卓議員。 ◆17番(望月卓君)  他市でもやっていることであるので、これこれこういうことがあるから湖南市ではないんだというところまでやはり検討して、そういう答弁を頂けると、非常にいいと思います。 たくさんの答弁を頂きました。安心・安全なまちづくりウツクシマツ自生地周辺への取組について、今後の活動にますます期待が膨らんでいるところであります。 安心・安全のまちづくりには、発災時には自助、共助、公助が命を守る行動には欠かせないものと思いを強くいたしました。ただ、この行動以前に、私は本日の答弁からも、安全への自覚度を各地域ごとで共有することも大切かと感じました。 ここでまた資料をご覧ください。2011年5月15日、災害対策基本法の改正により、2021年5月20日から避難指示警戒レベル4)に一本化され、従来の避難勧告のタイミングでの発令ですが、避難指示で必ず避難するようにうたっています。 昨日、1番議員は、実際、今回の市の避難指示の発令後に見に行ったところは避難者がいなかったとの指摘がありました。下段の真ん中に警戒レベル4、避難指示で、ここが重要だと思うんです。危険な場所から全員避難しましょうとあり、13日の発令時、高いところへの移動など、避難行動開始を取った人は実際どれだけあったのでしょうか。 湖南市全域での避難指示ですが、現実には地域の場所場所で、災害に対する危険な場所への自覚度は異なってまいります。今回はこの法改正後、初めての発令で、多くの市民の皆様、私も含めてですが、戸惑いがありました。この経験を機会に、湖南市版地域の危険度自覚マップの作成を提案したいと思うところであります。 土砂災害警戒区域には雨水の危険より地滑り、洪水浸水警戒区域では川の氾濫、濁流による被害など、また、平地では急激な雨による水位の上昇等々、各地域で異なります。刻々と変化する状況の確認に監視カメラを、各地域で異なる危険な場所に設置できないのでしょうか。 例えば中央地先においては、甲西大橋と家棟川の旧国1の橋に監視カメラを設置し、決められたレベルに達したら中央区長に通報、また、区長から区民への連絡により、速やかに避難行動を各自が開始する。各地域地域では何に対応するのかや、どのレベルで避難行動を開始するか等のことを、各地域地域の皆さんが全員参加することによって、そのレベル、また何に対応するかを決めていただき、危険度の自覚度を共有することができるようになります。時間と費用はかかりますが、危険への自覚度の共有は必ずできます。できると信じています。発災時には、各地域ごとで異なる自覚度がどの時点でどのような初期行動を取るのか、また、災害への自助の範囲、また自助の内容への準備の基準にもなるものと思います。地域ごとに約3年くらい時間を費やすことで完成するものと思うところです。 市内全域に避難指示の発令があっても、各地域地域で異なる避難行動、初期対応をすることになります。確かに湖南市ハザードマップは災害対策には有効なものです。県下でも例を見ない湖南市地域の危険自覚度マップが完成すれば、地域の安全への有効なガイドブックになるものと思います。自分の命は自分で守る、忍び寄る危険にはレベルを決め、どの度数で対応するか、地域ごとの全員参加の着手をお願いするところであります。 ウツクシマツ自生地周辺整備について、昨年10月以降のしっかりとした取組から今日までの、先ほど担当部長からは危機的状態、私は衰退期と思っていたんですが、衰退期を脱し、30年後には以前のウツクシマツ自生地の姿に復活できると強く思うところであります。 湖南市の木であるウツクシマツ、年間、湖南市民の方は一体何名の方が訪れて、ウツクシマツを美しく見ていただいているのでしょうか。実際、私も5年前にウツクシマツの課題を取り上げようと、それまでは、10年前は通っても降りて見ることはなかったです。市民の皆様に親しまれ、訪れることに楽しみや喜びを感じ、湖南市にウツクシマツがあることを誇りに思う、ウツクシマツ自生地周辺にたたずんだとき、こんな思いが自然と湧き上がる、この思いこそがウツクシマツ復興、維持、保持へのエネルギーの源と思うところです。 たくさんの方に足を運んでいただき、たくさんの足を運んでいただきたい。ただ、自生地への足の踏み入れはウツクシマツが弱り、復活、育成できなくなります。その受入れ体制にはそれなりの整備が必要となります。それには、提案ですが、自生地周辺をぐるりと取り巻き、自生地に人が足を踏み入れることができない遊歩道の設置を強く望むところです。コロナの終息後、その遊歩道である人は山道健康ランニング、またある人、あるグループはゆっくりと散歩、散策を楽しみ、途中でのスケッチや写真撮り等々、多くの方々になれ親しんでいただくことにより、湖南市にウツクシマツがあることを誇りに思う思いを培っていくことにつながると思います。 また、甲西駅からウツクシマツ自生地へのハイキングコースとして親しまれ、ウツクシマツ自生地周辺で、例えば、先ほど答弁いただきましたが、小学校の遠足を兼ねての写生大会や、一般の人のウツクシマツ自生地限定の絵画展や写真展等、費用負担があるものの、恒久的な催物の開催により、湖南市民の多くの皆さんのウツクシマツ自生地の周知活動推進が観光誘客へつながると期待いたします。 ただ、そんな簡単に、また、そんな短期間に遊歩道ができるとは思っていません。今、復興しつつあるウツクシマツ自生地へ人が足を踏み入れない対策が必要です。ハード面では人入るべからずの看板や柵、ソフト面では、一昨日7番議員が申されていましたが、ウツクシマツ育成、保護に関する条例制定等々がありますが、時間は限りがあります。もう私はバトンゾーン、タッチゾーンに入っていると思うところです。バトンを落とすことなく、どうかみんなで誇れるウツクシマツを、誇れるウツクシマツ自生地を次の時代へ、世代へしっかりと受け渡し、受けつないでいっていただきたい。どうかよろしくお願いいたします。 こんな私のウツクシマツや湖南市の安心・安全の自覚度マップについて、市長のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(植中都君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  災害対策のところですが、まず、河川のところに対する予算の配分が極端に減った時期がございます。特に滋賀県が河川につぎ込める予算としては非常に、10分の1ぐらいになった時期がございます。少しずつ増えてきまして、災害対策、水害対策に対する金も増えてまいりましたけども、それでもまだまだ少ない状態がありました。 その時期に滋賀県の知事が替わられまして、嘉田さんがなられました。そのときに、時期も悪かったんですが、流域治水という言葉を使われて、全部ハード対策として対応できないから、ソフト対策において自分たちの命を守ろうという、流域治水ということをかなり強調されました。今までの予算というものが、今申しましたように、10分の1ぐらいに減って、まずハード対策、川の中の対策をしなきゃならんのに、そこに対する対策をしないのに、ソフト対策ということを言うこと自体がおかしい。まずは、水は川の中で治めていこうやんかということを守ってほしいということを言うて、非常にかち合った、非常にうまくいかなかった時期が、滋賀県の中においてもありました。 その後、国の考え方も変わってきまして、やっぱりハード対策だけではどうしようもないということで、若干ハード対策もソフト対策もしなきゃならんという形になってきまして、中身は違いますが、流域治水という言葉を国も使うようになりました。これも今申しましたように、ソフト対策も併せてやっていかなきゃならんということでございますので、その時期になったというふうに思いますが、私の考えとしましては、やっぱりまずはハード対策のところにおける予算の配分をお願いしたいというふうに思います。何やかんや言うたって、やっぱりハード対策、ソフト対策、これをうまく絡ませることによって人的な被害というものをできる限り抑えていくという形はやっぱり貫かなきゃならんというふうに思っています。 川の、野洲川の氾濫とかいろいろありますが、私はこの間の集中豪雨というものを見てみますると内水氾濫、外水氾濫じゃなしに内水氾濫というものが中心になるというふうに思っております。特に住宅街においては水はけが悪いがゆえに内水氾濫という言葉で表現される、要するに水はけが悪いというために、徐々に水位が上がっていくという形が中心になるかなというふうに思っています。 そうしますると、そこに住んでいる人たちに日頃どういうふうな状態になっているかということに対する注意をお願いしたい。自らの命は自らが守るという形で、もっと自分の命を守るために注意、情報を仕入れるという形を取るべきやと。行政ができることとしては限度がありますので、できる限りのこととして行政はしますが、それでもやっぱり自分の命は自分で守る。極論するならば、どう早く情報を仕入れて、どう早く逃げるかということを考えていただきたい。 完璧に守るということは不可能に近い。これだけ集中豪雨が降る。温暖化の一つの表れやと思いますが、この状態はやっぱり人間が招いた結果やと思います。この状態はいましばらく変えられないと思いますので、私としては、逃げるためにはどうするか、前もって情報を仕入れ、逃げ道を決めておく、どこへ逃げるかということも決めておく、自分の命は自分で守るということを原則にしてほしい。その努力を日々しているかというたら、しているのは、私はやっぱり少ないと思います。行政にあれせえ、こうせえとおっしゃいますが、そんなん全部できしませんので、お願いしたい。逃げるための対策でありますので、これからお互いが守っていくためにはハード、さらに言わせていただきます、ソフト対策としては、やっぱり自分の命は自分で守るという形を取らざるを得ないというふうに思います。 この中で私どもがしなきゃならないのは、まずはそういう思いですが、やっぱり翻って考えたら、いかに川に対する、河川の整備のところに対する予算を取ってくるか。予算を取ってこなかったら、予算がなかったら何もできしません。 この間もあるところで申し上げたんですが、野洲川の国が直轄の部分、石部の頭首工の下と、石部の頭首工の上、上流のところ、杣川のところまで見たときに、どっちのほうが対策としてなされているかというふうにいうたときに、石部の頭首工から下流のほうが整備されている。それは何かというたら、国が直轄しているか、してないかということですが、具体的に何が違うんかというたら、河川整備につぎ込んだ金の量が違う。金額が違うんです。私としては国が直轄しようが、県が管理しようが、そんなことはどうでもええ。そこに必要な投資すべきお金の量が違うということが問題なんです。ということでありますので、何が何でもやっぱり予算を取ってこなあかんねやというふうに思っております。これが一つでございます。 ウツクシマツのところの話がございましたが、天然記念物として100周年でございます。一つの催物をつくり、一つの節目として、今までの総括をしながら、これからどういう形で盛り上げていかなきゃ、守っていかなきゃならんかということを考えます。保全、再生、活用という形でありますが、活用という前に再生させなきゃならん。あれだけ松の数が減ってしまったということ。活用という前に再生させなきゃならんという思いでありますので、何が何でもという思いでありまして、その責任の所在を、責任を持つところを決めて、対策室をつくり、これから地元が責任を持ってやっていこうというふうに思っています。 憎たらしいことを言いかけますが、この山は我々の山でございまして、県が管理、国が管理とはおっしゃいますが、最終的には我々の山ですし、我々が守っていかなきゃならん山でありますし、当てにはならんという思いで、言い方は悪いですが、それだけの腹をくくって、この山を守っていきたいというふうに思います。 ちょっと言葉は足りませんけども、以上でございます。 ○議長(植中都君)  17番、望月 卓議員。 ◆17番(望月卓君)  安心・安全につきましては、市長、今、河川について例を挙げて言っていただきました。やはり土砂災害警戒区域でも同じことが言えると思うんです。どうか、私も述べましたが、安心・安全はまず自分でつくる。そのために私は自覚度マップ、そして、それは各地域で場所によってみんな違うんです。それを市に頼るんじゃなく、みんなでつくって、そして、全員参加で安心・安全なまちをつくっていきたい。 また、ウツクシマツも地域のものでありますが、やはり湖南市のものですので、私も湖南市民です。どうかみんなで、全員参加でウツクシマツを次の世代へと、しっかりと受け継いでいっていただけるような施策を今後も期待し、一般質問を終わります。 ○議長(植中都君)  これで、17番、望月 卓議員の一般質問を終わります。 会議途中ですが、暫時休憩といたします。再開は10時25分といたします。 △休憩 午前10時17分----------------------------------- △再開 午前10時25分 ○議長(植中都君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 先ほど市長から発言の取消しの申出がありましたが、これについては議会の許可を得る必要があります。 ここでお諮りいたします。これを許可することとしてご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  異議なしと認めます。よって、市長の発言の取消しの申出は許可されました。 続いて、11番、松原栄樹議員の発言を許します。 11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  議長の許可を得ましたので、現議員による任期最後の定例会での一般質問を始めさせていただきます。 呼吸がこの前荒くなりましたので、マスクを外させていただきます。許可願います。 ○議長(植中都君)  許可いたします。 ◆11番(松原栄樹君)  さて、今年の夏は拡大するコロナと豪雨の厄災に見舞われた夏でした。被災されました方々にお見舞いを申し上げます。 そんな中、2020東京オリンピックの開催、甲子園での高校野球、そして、今はパラリンピック、何かしら活力感の乏しい、沈んだ今日の社会ではございますが、それぞれの選手たちの活躍は私たちの心に明るさと勇気を与えてくれました。 そんな中でも私が一番に感動したのはパラリンピックの競泳種目の一つでした。今までにもパラ競技は幾度となく見ましたが、義足や義手をつけられての競技であったり、片手を失っておられたりの方ばかりでしたが、今回、四肢すべての大部分をなくされている方が泳がれている姿を見て、人間はどんな肢体不自由な身であっても、気力、また努力で与えられた人生を輝いて送れる。改めて希望、気力が大事なんだと再認識した次第でございます。 昨日、2番議員から湖南市在住選手として宮路満英さんと北田千尋さんのご紹介がありましたが、湖南市にご縁のある方として、水泳界のエース、木村敬一さんのお母さんは湖南市出身の方であります。ご実家もご親族もご在住であります。今日の100メートルバタフライ、念願の金メダルを獲得されることをお祈りしたいと存じます。 それでは質問に入ります。1番目は地域コミュニティについてであります。 市長は今年度の施政方針で「コロナ禍の中で市民の生活様式も新しい局面を迎え、従来の市役所の在り方や行政サービスも変革されようとしています。ですから、あえて小規模自治の必要性と新たな市民サービスに取り組む必要がある」と述べられています。そして、地域運営組織の在り方について、まち協と区の組織見直しを実施していく予定をされていますが、そこで地域コミュニティの現状について、また、これからの取組についてをお伺いします。 大きな質問の2番目として、市の職員採用計画についてであります。 高齢化社会の到来により、福祉、社会保障関係への対応や、国民総活躍社会施策での幼児や子どもの放課後対策等々、身近な諸問題に対応するため、市民、住民に一番近い自治体の業務の幅が大変広くなっています。市民ニーズに合わせた十分な対応をするためには、職員の業務の量が増えるのは必然ですし、そして昨今のコロナ騒動です。現状の業務量は職員数を増やさなければ対応できないのか、また、業務改革等で対応できるのか、そのことも含めて職員数の現状について、また、今後の採用計画についてお伺いします。 大きな三つ目の質問として、コミュニティバスの運営についてであります。 施政方針では、市内交通システムの整備として、老朽化した車両の更新とノンステップバスの導入、利便性の向上と利用促進を進めるとされていますが、一方で3路線を中止し、そのことへの対応としてデマンド交通タクシーへの切替えを挙げられています。 そこでお伺いします。現状の運営状況について、今後の運営計画について、そして3路線に関する代替対策についてであります。特に、検討中だと思いますが、高齢化社会へ向かっている中の交通対策、対応であります。昨日の6番、上野議員からの質問、答弁で重複するところがあるかと思います。しかしながら、分かりやすく丁寧な方針説明で市民に伝わればいいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(植中都君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君) 登壇 よろしくお願いいたします。11番の松原議員からは三つ、地域コミュニティについて、二つ目は市の職員採用計画について、三つ目はコミュニティバスの運営についてのご質問を頂きました。担当の方々からまず話をしていただいて、後で議員に私を引っ張り出してもろうたらと思いますので、お願いいたします。 ○議長(植中都君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  それでは、私のほうからは、大きな項目の一つ目と二つ目について、お答えをさせていただきます。 まず、地域コミュニティの現状についてでございます。 地域でのコミュニティにつきましては町内会や自治会を中心に形成されておりますが、少子高齢化や自治会加入率の低下、さらには新型コロナウイルス感染症の影響による地域行事の延期や中止などにより、コミュニティを形成するうえでの根幹となる人と人とのつながりが希薄化し、今後コミュニティの弱体化が懸念されるところでございます。 このような状況の下、様々な地域課題の解決に向けた取組ができる地域運営組織を確立するため、平成29年度から、区長会を中心に地域まちづくり協議会と検討を重ねていただいたところです。 令和3年度におきましては、地域運営組織としての新しい形を見つけ出す取組として、すべての区長様と各まちづくり協議会役員の皆様の参加によるワークショップを2回開催し、学区内検討会議を既に全学区において実施させていただいたところであり、各まちづくり協議会におきまして、今日までの見直しの取組を踏まえた新たなコミュニティプランの作成を目標としており、今後も区と地域まちづくり協議会のそれぞれの役割や連携についての検討を進めてまいりたいと考えております。 続きまして、地域コミュニティについての2点目、これからの取組について、お答えをいたします。 令和3年度に実施しております地域運営組織の見直しによりまして、地域まちづくり協議会がそれぞれの学区内で抱える課題の解決に取り組むことができる組織として確立されることが、いわゆる小規模多機能自治を進めるうえでの原点であるというふうに考えております。現代社会におきまして、少子高齢化が進み、市民ニーズも多様化する中で、公助と言われる行政が市民の求めるサービスのすべてを担うことは困難であるというふうに考えております。 このように各地域で様々な課題が山積する今日におきましては、自分ができることは自分で解決する自助と、「自分たちのまちは自分たちでつくる」を基本理念とした共助による地域運営を進めていくことが重要であると考えております。このことから、まず現在の小学校区での地域運営を確立したうえで、行政サービスも含めた、さらに大きな生活圏域での小規模多機能自治を確立してまいりたいというふうに考えております。 続きまして、大きな2点目、市の職員採用計画についての1番目、職員数の現状についてお答えをいたします。 本市の職員数の現状につきましては、湖南市職員定数条例に規定しております職員の定数は500人であり、定数条例では恒常的な職務に従事する常勤職員の配置可能数を定めさせていただいております。 本市におきましては、合併による組織の統合や緊縮財政を受け、行政改革大綱実施計画や第3次定員適正化計画等に基づき、事務事業の見直しや委託化、民営化、指定管理制度の導入等により職員数の削減に取り組み、定員適正化計画策定当初の平成17年に500人だった職員数は、令和3年4月1日現在で439人となっております。 また、総務省が全国の市町村を人口と産業構造の要素から分類した類似団体では、本市は近江八幡市、守山市、栗東市、甲賀市、野洲市とともにⅡ-2分類と言われるところに属しておりまして、全国では86団体が同じ区分でございます。 これらの類似団体と普通会計部門の職員数について比較してみますと、平成17年4月1日現在では70人多い状況でしたが、令和2年4月1日現在では、類似団体の373人に対して、本市は380人と7人多い状況となっております。 次に、2点目の今後の採用計画についてお答えをいたします。 今後の採用計画につきましては、令和3年度に施行しました第4次定員適正化計画におきまして、平成31年4月1日現在の職員数435人を令和7年4月1日までに10人増員し、445人と計画をしております。今後につきましては、これまでのように単に職員の削減や採用の抑制を行うのではなく、事務事業の見直しや事務等のICT化をさらに進めながら、効率的で持続可能な安定した行政サービスが提供できる組織を確立するため、各部署の業務量等を的確に把握しながら、総合的な観点から職員の確保に努めてまいりたいと考えております。 特に本市におきましては、職員の年齢層に偏りがあり、組織構成のアンバランスが生じており、今後、組織力や給与体系にも影響を与えることが懸念されることから、毎年度採用する職員数の平準化や採用年齢の見直しなど、計画的な職員採用を行い、職階、職種、年齢など、均衡の取れた職員構成となるよう進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  私からは大きな3番、コミュニティバスの運営につきましてお答えいたします。 まず、1番の現在の運営状況についてでございますが、令和4年3月末日までを運行期間とする輸送契約を滋賀バス株式会社と締結し、JR3駅と市内の生活圏を結ぶ13路線51系統を設け、通勤、通学あるいは買物や通院などの交通手段として地域に密接しており、特に高齢者や高校生など、マイカーでの移動が困難な方々におかれましては、公共交通としての重要な役割を担っているところでございます。 一方、社会的構造課題でもある人口減少、少子高齢化の進展によるライフスタイルや、コロナ禍によるテレワークや生活様式などの変容、車での移動による利便性などの依存が、バス利用者の減少によって公共交通を取り巻く環境は厳しい状況になっているところでございます。 昨年度は年間約25万人の方にご利用いただきましたが、前年比で約6万人の大幅な減少となっており、今後も厳しい見通しでありますことから、喫緊の課題であると認識しているところでございます。 次に、2番の今後の運営計画での休止路線に関する代替対策についてでございますが、バス利用者の減少による運行収益の減少に伴い、市における運行対策費の補助金支出は増加傾向にあります。 このため、平均乗車密度の低い甲西南線の美松ルートおよび妙感寺ルートの2路線と医療センター線1路線を合わせた3路線を休止し、代替対策として予約制小型自動車乗り合いタクシー事業の実証運行の実施に向け、事務手続を進めているところでございます。 現在は今年度の実証運行を目標に進めており、甲賀交通圏域で道路輸送法による事業許可を有し、本市に乗り入れているタクシー事業者に対して、指名型プロポーザル方式による選定を行い、提案募集を行っているところでございます。 今後、委託事業者を決定し、対象地域となる9自治区への説明会を開催させていただき、実証期間を約2年間として、期間内に運行検証も行う予定でございます。なお、実証運行を行う3路線に関しましては、事業者と協議を進め、休止路線として取り扱う予定でございます。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  それでは、再質問をさせていただきます。 大きな項目の1点目の中での答弁で、大きな生活圏域での小規模多機能自治を確立してまいりたいと。まずは現在の小学校区での地域運営を確立したうえで、行政サービスも含めた、さらに大きな生活圏域での小規模多機能自治を確立してまいりたいと答弁されました。そのことについて、もう少し分かりやすく、具体的におっしゃっていただければと思います。 ○議長(植中都君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  湖南市は旧村のエリアというものが生活圏としてはやっぱり残っているというふうに思います。正直申しまして、野洲川を背にして村づくりがなされてきたという歴史があるんじゃないかなと。それは地の利というか、地理的な条件というものにのっとってやっているから、どうしても今までは野洲川を背中にしなきゃならなかったという背景があるし、これは自然に村づくり、まちづくりをされたという歴史はあるんだと思います。 それを超えて、やはり行政という形でまとまっていかなきゃならんという歴史があって、甲西町、石部町という形になったと。さらに平成の大合併によって、国としてはもっと大きな単位でまとまっていけという指示があったけれども、そんなに大きいまちにした場合は、やはりいろんな、端っこのほうというか、端っこと言うたら誠に言い方が悪いけど、サービスが落ちていくから、この辺にとどめようやんかという形で湖南市として成ったという歴史があると思います。 それともう一つは、時代とともに、やっぱりこれだけではどうもまだまずいなという形で、さらに大合併に行くのか、やっぱりその中における生活を考えたときには、まだ足らないところがあるから、あまりそんなに、端っこと言うて悪いですけど、そこらの行政サービスが落ちていくことがあかんのちゃうかなという思いが今、両方あると思います。 だから、大きい単位としては連携していかなきゃならんのと同時に、もう一つは、相矛盾するようですけど、小規模多機能自治という形でまとまっていかなきゃならんという2面作戦で、今現在、それぞれの地域がいてるんやと思います。その中に湖南市も今あると。 それで見直したときに、今現在、七つで小学校区でという形でやっていますが、だったら七つとして、国が言うているのは大体6,000から1万ぐらい。6,000から1万ぐらいというたら小学校区でという思いが国にはあるんかなと思います。 しかしながら、今、その単位でこのまちを考え直したときには、やっぱりちょっと待ってよと。その中で、そこで、例えば極端なことを言うたら、1週間そのエリアから出なくても生活できるという単位を考えたときには、七つではなしに、やっぱりどこを見ても四つぐらいかなという思いがあるんです、私。ですから、そういう形でまとまっていくのが将来的にはいいのちゃうかな、あるいはその方向しかないのちゃうかなという思いは、私の中にはございます。 ただし、今現在、それぞれの区自治会と、それからまちづくり協議会というものがどういう形で動いていただいて、我々の行政とそこのお願いしている人たちがどれだけ意思統一できるかによって、各地域の盛り上がりとか、あるいは団結の力によって、また変わってくるんだと思いますが、いましばらくはこの形でやらせていただいて、その後は、どうなるかというのは熟度、成熟度を見てやっていかなきゃならないのじゃないかなと。今ここにおいて、行政が偉そうなことを言えるという立場ではないし、お互いが意思統一しながら方向を共有していかなきゃならんのじゃないかなというふうに思っております。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  まちとしては大きくくくるけれども、また生活圏的には今の小学校区単位のような形、2方向性で、2方向と言っていいのか分かりませんけど、使い分けていこうというような形で捉まえてよろしいですか。ありがとうございました。 市長の小規模多機能自治、最初の所信でもおっしゃっていましたので、やはりこれはもう少し市民の皆さん方にも説明していく必要、また区、運営組織のほうにもやっぱり知らしめていかなければというふうに思います。 それでは次に、住民人口がだんだんと減少していく中、地域の活性化は最も重要な問題であります。先ほど言われた住民最前線の地域運営組織の活性化に行政が主導権を持って取り組まなければならないと思いますが、また、ふだんの生活の中で、小さな同じ思いを持った人たちのグループが行っている行動を何らかの形で支援、サポートすることも、地域の活性化につながっていくものと思います。 そのような取組をされている奈良県の生駒市に、無所属の会、市民の力の会派研修として、先日訪れて勉強に行ってまいりました。生駒市では、100の複合型コミュニティづくりとして、人々の新しいつながりを生み出すような場を適切につくり出すということを目的に、既存の行政末端組織、区自治会とは別の自治会や地域内企業、NPO等の市民団体が取り組む活動に支援を行うものであります。 具体的には幾つかのモデルがあります。湖南市に当てはまるものとして、百歳体操と地域サロン、ごみ出しと堆肥化やフリーマーケット、集落の図書館とカフェ、農産物の生産と移動販売など、活動を二つ合わせること、複合化することへの支援補助金施策であります。 このような取組に対しては、今、行政からやっていただいている地域コミュニティの活性化についてとは別に、こういうようなことにもあるということで、そういうことに対して、どのようなお考えをお持ちですか。それをお伺いします。 ○議長(植中都君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  再質問にお答えをいたします。 議員から生駒市のほうの事例をおっしゃっていただきましたけれども、湖南市内で活動されております市民団体につきましては、市として情報は持ってはおりませんが、市民団体の方々のコミュニティ支援は地域まちづくり協議会が目指す各種団体の参画による地域コミュニティの形とも考えられることから、それぞれの活動される地域まちづくり協議会へ関わっていただくことによりまして、間接的な市の支援ができることと考えているところでございます。 こういった多くのボランティア団体の関わりや、区自治会との十分な連携によりまして、持続可能な地域社会の実現と小規模多機能自治の実現につなげてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  組織としてはフォーマルな組織とインフォーマルという組織があると思います。まず我々がしなきゃならんのは、きちっと確立された、組織化された部分を軸に据えなきゃならん。その周りにインフォーマルな組織やというふうに思うんです。 本音から言わせていただきますると、まず職員がきちっとしなきゃならんし、意思統一しなきゃならん、意思一致しなきゃならんというふうに思います。その中において、やっぱりフォーマルな組織というふうに、違うとおっしゃるかもわからんけれども、区自治会もフォーマルな組織として位置づける。まちづくり協議会も、インフォーマルというふうに言わはる部分はあるけれども、フォーマルな組織として今回位置づける。言い方は悪いけど、そうじゃない部分があるのはよく分かっていながら、そこに対する縛りは今回つくる。責任は果たしていただく。 ほんで、言葉は悪いんですけど、やっぱり組織されてる部分は、逃げ場はありませんやん。インフォーマルな部分は、言葉は悪いですけど、逃げ場がないとおっしゃいますけども、ちょっと密度がちゃいますやん。その逃げ場のない人間がまず責任を持たなきゃならんのやというふうに思うんです。そこに対する我々が、まず職員が意思統一できるかどうかにかかっています。その周りに、やはり組織された人たちがどれだけ動けるか。その周りにインフォーマルな部分やと思います。 だから最初から、当てにはしますし、お願いもしますし、責任も持っていただきたいと思いますが、インフォーマルはインフォーマルやろうと。フォーマルはフォーマルやろうと。ここに対する責任を持ち続けなきゃならんと。だから、部長が言うたことと矛盾するようでありますが、矛盾してない。その気持ちとして、我々は今まで以上に責任を持っていこうと。責任逃れするつもりはないということでございます。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  今、市長がフォーマルとおっしゃった部分、今までの既存のまち協や区ですよね、これはやっぱり行政主導でしっかりしたものを確立していかなあかんと。それはそのとおりだと思うし、私も言っているのは、それはそのとおりなんです。ただ、もっとほかに小さなサークルとか、そういうようなものもあるでしょうと。そういう人たちもやっぱり何かこういう場所があったらいいのにとか、いろんな思いがあると。そういう人たちへの対応、取組、今の市長がおっしゃったフォーマルでない部分の人たちも動くことによって、地域まちづくりの活力につながるんやないやろうかという思いなんです。 ほんで、だから、そういうようなことに対しては、今の段階ではそこまで手が伸ばせんと、見られへんとおっしゃるんやったら、それはそのとおりだと思うんです。あと1年、2年の充実した中でそういうことをやっていくと、そういう思いだというようなことが、それならそういう形でお答えいただきたいと思います。 ○議長(植中都君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  議員がおっしゃったとおりだと思います。そんな偉そうなことを言うだけの力は行政の中にないです。助けてもらわなあかんし、時代もそういう時代だと思いますし、お願いしていこうと思いますが、自分たちの気持ちとしては、私らこそ逃げ場がないという思いでやらせていただこうと。もちろん協力も求めていかなきゃならんし、もちろんそういう時代に入っているというふうに思っております。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  今の地域のそういう運営組織について、市長からの責任感というような形で受け取らせてもらって、それはそれで結構かと思いますが、先ほど申しましたような形の中でも併せて、その部分が5%か10%か分かりませんけど、地域の活性化につながればいいという思いであります。 いずれにしても、住んでいる地域が活性しなければまちの将来につながっていかないことを認識しなければならないと思っています。住民すべての人が地域、家庭で何らかの役割を持って生活することができるような形になっていくよう、また行政とともに、私たち議員も頑張りたいと思っております。 次に、今後の採用計画についてお尋ねします。 先ほどの答弁の中でも、職員の削減や採用の抑制を行うだけでなく、事務事業の見直しや業務等のICT化をさらに進めながらとお答えがありましたが、まさに我がまちでもそのとおりだと思っています。 一昨日、国ではデジタル庁が発足しました。行政のデジタル化は、行政事務の効率化や市民の利便性の向上だけでなく、役所自体の業務、仕事の変革につながるものと思っておりますということは先ほどの答弁と同じであります。 行政のデジタル化を進める、そのためには、自治体は担い手の確保に努める必要があるのではないでしょうか。デジタル化はまだまだ、もっともっと進んでいくと思います。デジタルに関する専門知識を持った人材の活用、また育成、このことについてはどのようにお考えですか、お尋ねします。 ○議長(植中都君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  再質問にお答えをいたします。 議員のご質問にありましたように、国においては、デジタル改革関連法が一昨日9月1日に施行されたことによりまして、デジタル社会形成の司令塔として、未来志向のデジタルトランスフォーメーション、いわゆるDXを大胆に推進し、デジタル時代の官民のインフラを今後5年で一気呵成につくり上げることを目指して、デジタル庁が発足をいたしました。 本市におきましても、電子申請システムや転入転出等のライフイベントの諸手続に対して、今後加速するデジタル社会への対応がさらに必要となりますことから、ICTの活用による行政事務の効率化を進め、市民の皆様の利便性の向上に取り組むべきことと考えております。 現在、ICTやデジタル関連の業務は、総務部内に行財政改革推進課ICT推進室を設置し業務を行っているところでございまして、知識、経験を備えた人材の配置に努めております。 今後、一気にデジタル化が加速することが予想されますことからも、必要とされる人材の確保、育成に努めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  今の答弁では、これからもそういうような方向に努めていくというお話ですが、このことは、デジタル庁が発足しましたことからも、やはり早急に対策が必要ではないかなと。今の菅総理が就任された当初からデジタル庁という言葉を発しておられますし、また創設ということをやっておられましたので、もっと、もうちょっと積極的に考えていただけたらというふうに思っております。 コロナ騒動の昨今、2021、22年、このときは第2次就職氷河期と言われています。こんなときほど市民のためになる優秀な人材がおられるのではないでしょうか。採用するための着眼点について、今年はこういう時代だからこういうことに重きを置いてというようなことがあれば、お答えいただけますか。 ○議長(植中都君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  再質問にお答えをいたします。 コロナ禍の中、職員を採用するための着眼点について重きを置いているところはというご質問でございますが、採用にあたりましては湖南市人材育成基本方針に基づいて、目指すべき職員像を「情熱とチャレンジ精神を持ち、市民とともに歩む実行力のある職員」としておりまして、具体的には「未来を担う職員」、「使命感ある意欲あふれる職員」、「市民の視点で考え行動する職員」と、そういった職員を求めているところでございます。 現在も来年度に向けての採用試験を行っているところでございますが、質問にありましたように、コロナ禍の中でということで申し上げますと、私自身、面接官として採用試験に臨んでおるところなんですけれども、公務員を目指す若い方が、コロナ感染症が拡大している中で社会生活に与える影響をどれだけ自分事として捉えているかということを、面接のときにお聞きしております。その捉え方で、公務員としての自覚や、市民感覚を持ち合わせておられるのかどうかというところに判断を置きまして、今も採用試験を進めさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  私も一般企業等で、人生において何百人かの面接もさせていただきました。しかし、そこではやはり、物事に対する意欲とか情熱というのを一番に優先して、人に面接をさせていただいた覚えがあります。やはり理屈にたけられていても、また行動にたけられていても、なかなか難しい部分がありますので、その辺のところの見極めというのは、今、部長がおっしゃったような形の中で、しっかりと優秀な人材を集めていただけたらと思っております。 それでは、コミバスに行きます。 今日まで、私たち議員も、デマンドタクシーについては多くの視察研修などで方策を探ってまいりました。また、市内でも水戸学区や石部南学区で実際に取り組まれてまいりました。結果やその後については確定的な結論に至ってないように思っています。 このことを含め、実際に実用につなげなければという見通し、実証実験を、実証期間を含めても、その間にいろんなことを探られると思うんですが、その取組に対する決意をお伺いいたします。 ○議長(植中都君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 地域の身近な交通手段として、水戸学区まちづくり協議会におかれましては、共助の取組の一つとして、学区の有志約15名の皆様方が移動支援者として登録され、現在も医療機関への受診送迎や買物等の移動支援にご尽力いただいているところでございます。 デマンド交通につきましては、地域公共交通を維持する過程におきまして、運行形態の選択肢の一つであると認識してございますが、同時にタクシー事業者の経営への影響や、介護タクシーなどの福祉輸送事業との調整に加えまして、利用者の需要と頻度、運行コストなどの要素を総合的に考慮すべき課題もございます。このことから、今年度に実施予定の実証運行での実績による分析等も踏まえまして、その中で多様な課題を創意工夫することにより、運行導入することが可能となるか、引き続き調査研究をしてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  今、水戸学区のことはお聞かせいただいたんですが、石部南でやっておられたことについては、その後どうなったのか、議員の皆も全員は知らないと思いますので、お答えいただけますか。 ○議長(植中都君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  石部南学区のまちづくり協議会でしていただいた実証運行につきましては、昨年度まで実施していただいておりましたけれども、令和元年度、令和2年度の2か年事業として実施をされておりましたので、今のところ運行しておられるのは水戸まちづくり協議会だけとなっております。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  だから、実証運行の結果を端的に今述べていただけたらと思います。 ○議長(植中都君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 石部南学区でのまちづくり協議会で行っておられる運行につきましては、委託業者としてタクシー事業者の方に委託をされておりまして、実証されていると聞き及んでおります。水戸のほうにつきましては、先ほどの有志の方でされているという、この辺に違いがあると認識をしております。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  だから、どういうふうに続けるのか、やっぱりここで一遍、ちょっと間を置こうかというような話なのか、その辺のところはやっぱり課内でも、部内でもまとめておかないと、また、当然コミバスだとかこういう問題はずっと後、続くと思うんですよ。そういうことをやっぱり取りまとめていただいて、ここはこうやったわと、時代の変遷もあるかと思いますけど、その辺のところはもう少し詰めていただきたいというふうに思います。 湖南市のコミバス運営については、昨今利用者が減少傾向にある。先ほども6万人から減ったとおっしゃっていますが、今まで湖南市は運営費の約40%は利用者運賃であったと記憶しています。市からは七、八千万ほどの支出と認識しています。近隣都市はもっと市の負担が大きいと承知しています。 そして、福祉関連でのバス運行と考えるならば、市民の足として大きな役割を果たしているのではないかと思ってきました。議論が後戻りになりますが、このことに対してどのように、話はもう、ここは過ぎたとおっしゃるかもわかりませんが、福祉タクシーなんかで十分なんだというふうに思っておられるかもわかりませんが、そのことについて見解をお聞かせいただきます。 ○議長(植中都君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 議員のご指摘のとおり、昨今ではコロナ禍による生活様式の変容など、バスをはじめとする公共交通機関の利用者は減少傾向にあります。令和2年度の運行実績で申し上げますと、運行に係る経常費用は1億2,766万5,000円に対して、利用者の運賃に当たる経常収益は4,235万8,000円であり、収益率といたしましては33%でございました。運行に要した経常損益といたしまして、8,529万6,000円を湖南市から補助金として補填している状況でございます。 コミュニティバスは市民生活での通勤、通学あるいは通院等の移動手段として地域に密接しており、特に高齢者、高校生など、自家用車での移動が困難な方にとりまして、必要不可欠な公共交通機関であることから、極めて重要な役割を担っていると思っておりますので、これまでどおり持続可能となる公共交通として安定運行に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  市長、答弁。 ◎市長(生田邦夫君)  答えにならへんですが、議論を深める意味でお願いしたいと思います。 コミュニティバスというのは、そんないい手はないんです。それぞれの、日本全国どこのまちにおいても、いい手はないから今続けているというのが現実ですわ。先ほどおっしゃったように、福祉関係とか介護関係のところは、これは別で、そこのところでサービスの展開をしていこうということにしてほしいというふうに思います。ここはこれで。 今話がありましたように、湖南市としても1年間で8,500万という形を入れているわけですね。ほかのまちはもっと守備範囲が広いから、もっとお金が要るという形で、福祉という行政サービスの一環という形で割り切ってしまったらいいんですが、なかなかいい手はないんだと思います。 ただ、これを民間事業者がやんのやったら、これを全部やりきれいうたら、オペレーターからずっと車の手配とか、いろんなことをデマンドでやろうと思ったら、今のお金とは比べものにならんお金が要ると思います。それだけのパワーが各日本全国の市町にあるかというたら、それはないと思います。言葉は悪いですけど、それで様子を見ながら、要するに利用者が減ったところは何かほかの方法で考えようという形でいろいろやっているわけです。この状態でいったら、じり貧になるのは当たり前なんですわ。しかしながら、やらなきゃならんという思いの中で、行政としては、これにおいて、もうやめやということはよう言えないというところまで煮詰まってきたのは確かやと思います。 その中で、ここ2年ほどかけて、3路線ですか、一遍やってみようやんかという思いでございます。その中においてサービスがよくなるのか、正直言うて、行政と民間と比べものにならんとは言いながら、どういう意味では、接遇というんでしょうか、サービスの展開がどうなるかということも一つ、正直言うて、試してみようかなというふうに思います。 一つは、今の乗り合いのコミュニティバスの中で、現金で乗っておられる方というのは割と少ないですね。ほとんど定期とか回数券とかいうておられる方で、この間も乗ったけど、自分でお金を入れるのが非常に恥ずかしいくらいだったので、みんな違うねや、定期の人が多いなと思って見てたんですけど、その中において、今利用していただいている方に、どういう形で今まで以上にサービスをよくするかということも考えなきゃならんと。 それから、今まで利用しておられない方に対しても利用してもらおうということも考えなきゃならんということを思うんですけども、エネルギーはすごいエネルギーが必要やしという思いでございます。実際迷っています。自分としましては、この問題は、そんな偉そうに言うて、ここで大声を出して解決できるとは思ってないんですけども、一つ一つ進めなきゃならんし、ただ、さっきの多機能自治という形から言うならば、何らかの形で地域のお手伝いをしていただいてという思いもあるんです。 だから、そこは迷っていまして、結論は私、まだ実際はついてません。ただ、いましばらくはこのままで、一方においては非常に試している事業というのもありますから、それの進み具合を見ながら、皆さんがどういう形で支持されるか、どういう形で異議を唱えられるかというのを見てからしかないと思いますし、ちょっと時間を頂けたらというふうに思います。皆さんとまた相談していこうと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  今の市長の答弁で、私が申していますのは、このバスが導入、もう何年もなりますけど、福祉とやはり市民利用の部分との形で、福祉関係というのは必ずしもずっとついてきたという思いがあります。マイカー世代の時代の中ですけれども、ここでやはり今、市長がおっしゃった形というのは、福祉関係は福祉関係でやろうと。コミバスはこういう形で勘定から切り離そうという意味がはっきり分かったのかなと。 今まで、ここの福祉関係をどういうふうに取り組むとかいうのは、実際のところはっきりしてなかった曖昧な部分だったと思っていますので、考え方について、やはり福祉関係はどうなるんやという思いばかりをしていましたので、特に今の話の中で、それはそれとして別に分けてやるという形に捉えさせていただきます。 それからもう一つ、これは先ほどのお答えなんかの質問なんですが、実証期間を2年間としてという形、実際そうしますと、今のバスの運行はいつでやめて、乗り合いタクシーに切り替えるんだと。ここはまた、何か月かは両方するんだとかいうような形があるんですが、その辺のところについて、もうちょっと詳しく教えていただけますか。 ○議長(植中都君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 基本的には、今のデマンド交通とコミュニティバスというのは重複するということは想定しておりません。あくまでデマンド交通を採用したところにつきましては、その路線は一旦休止させていただくと。それが基本となって、今のところ実証運行としては2例させていただいて、課題等を探させていただいて、今後の運行について検討させていただくというふうには考えを持っております。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  ですから、その切り替える日にち、3路線一遍というふうには思ってませんけれども、そのような計画はいつになっているのかということを、切替えの日、12月いっぱいなのか、3月いっぱいなのか、2月からか、業者が出てきたときからやるのかとか、その辺のところをはっきり、そこはまだ検討中かもわかりませんけど、大体のこういうふうに思っているということをおっしゃっていただければ。 ○議長(植中都君)  都市建設部長、答弁。 ◎都市建設部長(西村正君)  再質問にお答えいたします。 これから業者の選定、それと対象地域への地元の説明ということもございますので、できましたら今年度内、来年の3月ぐらいには順次整ったところから運行させていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  11番、松原栄樹議員。 ◆11番(松原栄樹君)  昨日の上野議員の質問でもありましたが、やっぱり地元のなくなるところというのは、やっぱりあれば便利にしますので、不安が物すごく出ていると思いますので、ある意味明確、具体的なことも発信していただけたほうがありがたいかなと思っています。 昨日の議論で、市長はやってみないと分からんやないかとおっしゃいました。まさにそのとおりであるかなとは、もっともなことだとも思いますが、試行錯誤でありますが、市内交通手段の充実、これは、時代の変遷はありますが、市民生活に大変重要なことであります。先ほども申しましたが、高齢化社会に進んでいる中、よりウエートが大きくなるのかなと。住んでよかった、ずっと住み続けたいまち、市民、住民のためになるよう、これからも今のバス問題につきましては、まだ日はありますので、種々検討、また試行錯誤をお願いしたいと思います。 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(植中都君)  これで、11番、松原栄樹議員の一般質問を終わります。 以上で一般質問を終わります。 会議途中ですが、暫時休憩といたします。再開は11時35分からといたします。 △休憩 午前11時23分----------------------------------- △再開 午前11時35分 ○議長(植中都君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 先ほどの11番、松原議員の一般質問に対する答弁におきまして、訂正の申出がありましたので、これを許します。 都市建設部長。 ◎都市建設部長(西村正君)  先ほど松原議員の一般質問の答弁の中で、石部南学区のデマンド交通の実証運行につきまして、令和3年度休止というお答えをいたしましたけれども、令和元年、令和2年度の2か年事業として実施をされておりましたので、そのことについて、誤りですので訂正、おわびを申し上げたいと思います。申し訳ございませんでした。 △日程第3.議案第47号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について ○議長(植中都君)  日程第3.議案第47号 押印の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第47号は、会議規則第37条第1項の規定によって、総務常任委員会に付託します。 △日程第4.議案第48号 湖南市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(植中都君)  日程第4.議案第48号 湖南市行政手続等における情報通信の技術の利用に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第48号は、会議規則第37条第1項の規定によって、総務常任委員会に付託します。 △日程第5.議案第49号 湖南市リサイクル施設条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(植中都君)  日程第5.議案第49号 湖南市リサイクル施設条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第49号は、会議規則第37条第1項の規定によって、産業経済常任委員会に付託します。 △日程第6.議案第50号 湖南市みらい公園湖南条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(植中都君)  日程第6.議案第50号 湖南市みらい公園湖南条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第50号は、会議規則第37条第1項の規定によって、産業経済常任委員会に付託します。 △日程第7.議案第51号 湖南市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(植中都君)  日程第7.議案第51号 湖南市屋外広告物条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第51号は、会議規則第37条第1項の規定によって、産業経済常任委員会に付託します。 △日程第8.議案第52号 湖南市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について
    ○議長(植中都君)  日程第8.議案第52号 湖南市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第52号は、会議規則第37条第1項の規定によって、産業経済常任委員会に付託します。 △日程第9.議案第53号 令和3年度湖南市一般会計補正予算(第5号) ○議長(植中都君)  日程第9.議案第53号 令和3年度湖南市一般会計補正予算(第5号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第53号は、会議規則第37条第1項の規定によって、予算常任委員会に付託します。 △日程第10.議案第54号 令和3年度湖南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号) ○議長(植中都君)  日程第10.議案第54号 令和3年度湖南市国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第54号は、会議規則第37条第1項の規定によって、予算常任委員会に付託します。 △日程第11.議案第55号 令和3年度湖南市国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号) ○議長(植中都君)  日程第11.議案第55号 令和3年度湖南市国民健康保険診療所特別会計補正予算(第1号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第55号は、会議規則第37条第1項の規定によって、予算常任委員会に付託します。 △日程第12.議案第56号 令和3年度湖南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) ○議長(植中都君)  日程第12.議案第56号 令和3年度湖南市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第56号は、会議規則第37条第1項の規定によって、予算常任委員会に付託します。 △日程第13.議案第57号 令和3年度湖南市介護保険特別会計補正予算(第1号) ○議長(植中都君)  日程第13.議案第57号 令和3年度湖南市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第57号は、会議規則第37条第1項の規定によって、予算常任委員会に付託します。 △日程第14.議案第58号 令和3年度湖南市下水道事業会計補正予算(第1号) ○議長(植中都君)  日程第14.議案第58号 令和3年度湖南市下水道事業会計補正予算(第1号)を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第58号は、会議規則第37条第1項の規定によって、予算常任委員会に付託します。 △日程第15.議案第59号 工事に関する協定の締結について ○議長(植中都君)  日程第15.議案第59号 工事に関する協定の締結についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第59号は、会議規則第37条第1項の規定によって、総務常任委員会に付託します。 △日程第16.議案第60号 令和2年度湖南市一般会計歳入歳出決算の認定について ○議長(植中都君)  日程第16.議案第60号 令和2年度湖南市一般会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑の通告がありますので、発言を許します。 7番、立入善治議員。 ◆7番(立入善治君)  それでは質疑を行います。議案第60号 令和2年度湖南市一般会計歳入歳出決算の認定について。 一つは市民税の減収についてですが、令和2年度の決算で市民税が前年度比6.2ポイント、個人が1.3ポイント、法人が23.1ポイント減収となっているんですが、新型コロナウイルスが起因すると思いますが、今後への影響をどう見ておられるのか、どのように分析されているのか伺います。 2点目に、令和2年度の一般会計決算の評価について伺います。令和2年度の決算から、市の財政状況について、どのように評価されているのか。二つ目として、義務的経費で人件費が増減率で8.4ポイント増えていますが、正規職員が増えたことか、あるいはその要因について伺います。 ○議長(植中都君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(井上俊也君)  立入議員の質疑にお答えいたします。私からは1点目の市民税の減収と、2点目の(1)財政状況の評価についてお答えいたします。 まず市民税の減収についてでございますが、令和2年度決算におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、個人市民税、法人市民税ともに減収となっているところでございます。 特に法人市民税におきましては、税制改正により、令和元年10月1日以降に開始する事業年度から、法人税割の税率が11.4%から7.7%に引き下げられたことにより、大幅な減収となっております。令和3年度以降の法人市民税におきましても、改正後の税率が適用されることから減収となることが見込まれますが、税率改正による法人市民税の減収分の一部につきましては、法人事業税交付金として補填措置されることとなっております。 今後の新型コロナウイルス感染症による影響につきましては、内閣府の令和3年8月の月例経済報告におきまして、景気は新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にある中、先行きについては、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進する中で、各種施策の効果や海外経済の改善もあり、持ち直しの動きが続くことが期待されておりますが、感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要があると報告されており、本市におきましては、今後の社会経済の動向について注視してまいりたいと考えているところでございます。 次に、本市の財政状況の評価についてですが、令和2年4月には、国におきまして新型インフルエンザ等緊急事態宣言が発出され、新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策が講じられました。本市におきましては、新型コロナウイルス感染症基本的対応方針に基づき、感染拡大を可能な限り抑制し、市民の生命および健康を保護することと、市民生活および地域経済に及ぼす影響が最小限となるよう取り組んだところでございます。 特に国の緊急経済対策として特別定額給付金給付事業などに取り組んだことによりまして、決算の規模といたしましては、歳入総額、歳出総額ともに過去最大の決算額となったところでございます。 そのような中で、決算における各財政分析指標につきましては、経常収支比率については、対前年度比1.1ポイント減の88.2%と改善しており、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく各指標につきましても、実質公債費比率は対前年度比0.6ポイント減の8.5%、将来負担比率は対前年度比9.3ポイント減の22.3%となるなど、それぞれ指標は改善している状況にはありますが、新型コロナウイルス感染症の長期化に伴う経済への影響を注視しつつ、行財政改革の取組を推進することなど、緊張感を持って財政運営に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(植中都君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  質疑にお答えをいたします。 事務的経費で人件費が増減率で8.4ポイント増えていますが、正規職員が増えたことによるものか、その要因についてというご質問でございますが、人件費の増加につきましては、大きな要因は、令和2年度から会計年度任用職員制度の導入に伴いまして、従来の臨時職員、嘱託職員が物件費でございましたものが、人件費に費目が変わったことによるものでございます。 なお、決算追加資料の人事課が作成しております決算書ベースに基づく人件費では、前年度の人員確保に努めましたが、結果的に採用、退職等によりまして、その結果として1名が減になったということでございます。ということですので、正規職員が増加したことかということでございますけれども、それはそういう理由ではございません。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  7番、立入善治議員。 ◆7番(立入善治君)  今、答弁いただきました。法人税率の減額で法人税率が非常に減収されているということですけども、これは今、聞き漏らしたんですけど、令和3年度に国のほうから補填されるということなのか。 それともう一つは、大きな2番目の問題で、会計年度任用職員が増えたことと同時に、正規職員が増えたことではないということですけども、これは職員の適正化計画との関係でどのように理解したらよろしいでしょうか。 ○議長(植中都君)  総務部長、答弁。 ◎総務部長(井上俊也君)  立入議員の再質疑にお答えをいたします。 法人事業税交付金につきましては、令和2年度から交付されております。 以上です。 ○議長(植中都君)  総合政策部長、答弁。 ◎総合政策部長(山元幸彦君)  再質疑にお答えいたします。 先ほど申し上げましたとおり、会計年度任用職員の人数が増えたのではなくて、会計年度任用職員の賃金、従来で言いますと、臨時職員、嘱託職員の賃金が人件費のほうに入った、物件費のほうから人件費のほうに増えたということでございます。 適正化計画につきましては、先ほども一般質問の中でご答弁させていただきましたけれども、令和7年度までで445人というふうに10名の増加を見込んでおります。その中で採用を、退職の状況を見ながら順次進めておるわけですけれども、令和2年度につきましては、前年度と増減がないように現状維持という観点から採用をしましたけれども、結果的に1名減になったということでございます。 以上でございます。 ○議長(植中都君)  以上で通告による質疑は終わりました。 ほかに質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第60号は、会議規則第37条第1項の規定によって、決算常任委員会に付託します。 △日程第17.議案第61号 令和2年度湖南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(植中都君)  日程第17.議案第61号 令和2年度湖南市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第61号は、会議規則第37条第1項の規定によって、決算常任委員会に付託します。 △日程第18.議案第62号 令和2年度湖南市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(植中都君)  日程第18.議案第62号 令和2年度湖南市国民健康保険診療所特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第62号は、会議規則第37条第1項の規定によって、決算常任委員会に付託します。 △日程第19.議案第63号 令和2年度湖南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(植中都君)  日程第19.議案第63号 令和2年度湖南市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第63号は、会議規則第37条第1項の規定によって、決算常任委員会に付託します。 △日程第20.議案第64号 令和2年度湖南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について ○議長(植中都君)  日程第20.議案第64号 令和2年度湖南市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第64号は、会議規則第37条第1項の規定によって、決算常任委員会に付託します。 △日程第21.議案第65号 令和2年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計決算の認定について ○議長(植中都君)  日程第21.議案第65号 令和2年度湖南市訪問看護ステーション事業特別会計決算の認定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第65号は、会議規則第37条第1項の規定によって、決算常任委員会に付託します。 △日程第22.議案第66号 令和2年度湖南市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について ○議長(植中都君)  日程第22.議案第66号 令和2年度湖南市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第66号は、会議規則第37条第1項の規定によって、決算常任委員会に付託します。 △日程第23.議案第67号 令和2年度湖南市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について ○議長(植中都君)  日程第23.議案第67号 令和2年度湖南市下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定についてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第67号は、会議規則第37条第1項の規定によって、決算常任委員会に付託します。 △日程第24.議案第68号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて ○議長(植中都君)  日程第24.議案第68号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 お諮りします。 議案第68号については、会議規則第37条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  異議なしと認めます。したがって、議案第68号については委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第68号を採決します。議案第68号 人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについては、適任と決定することに賛成の方は起立願います。 (全員起立) ○議長(植中都君)  ご着席願います。 全員起立です。したがって、議案第68号は適任とすることに決定しました。 △日程第25.議案第69号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて ○議長(植中都君)  日程第25.議案第69号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 お諮りします。 議案第69号については、会議規則第37条第3項の規定によって委員会付託を省略したいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  異議なしと認めます。したがって、議案第69号については委員会付託を省略することに決しました。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから議案第69号を採決します。議案第69号 教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、同意することに賛成の方は起立願います。 (全員起立) ○議長(植中都君)  ご着席願います。 全員起立です。したがって、議案第69号は原案のとおり同意することに決定しました。 △日程第26.議案第70号 市道路線の認定について ○議長(植中都君)  日程第26.議案第70号 市道路線の認定についてを議題とします。 本件について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 ただいま議題となっております議案第70号は、会議規則第37条第1項の規定によって、産業経済常任委員会に付託します。 △日程第27.意見書第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書 ○議長(植中都君)  日程第27.意見書第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書を議題とします。 本案について、これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  質疑なしと認めます。 これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 討論はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  討論なしと認めます。 これで討論を終わります。 これから意見書第4号を採決します。意見書第4号 コロナ禍による厳しい財政状況に対処し地方税財源の充実を求める意見書は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。 (全員起立) ○議長(植中都君)  ご着席願います。 全員起立です。したがって、意見書第4号は原案のとおり可決されました。 以上で本日の日程はすべて終了しました。 お諮りします。 委員会審査のため、明日9月4日から9月16日までの13日間は休会にしたいと思います。ご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(植中都君)  異議なしと認めます。したがって、明日9月4日から9月16日までの13日間は休会することに決定しました。 本日はこれで散会します。 △散会 午後0時02分-----------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により下記に署名する。                          令和3年9月3日                    湖南市議会議長   植中 都                    湖南市議会議員   桑原田美知子                    湖南市議会議員   藤川みゆき...